はじめますて

どーも、ブログはじめました。日々感じたことを書き綴っていこかなと思てます。よろしくお願いします。記念すべき第1話、是非最後まで読んで下さい!!

 

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富山名物のますのすしが地元のスーパーの駅弁コーナーに陳列されていた。しばらくすると店員が現れ、ますのすしに半額シールを貼っていく。買うしかない。しかし売り場には半額に目の眩んだ薄汚い大人達がすでに群がっている。

 

 

やっとの思いでたどり着いた駅弁コーナーには、ますのすしは残り1パックとなっていた。すかさず手を伸ばす俺。その刹那、視界の隅から伸びる手。指、爪の感じからして女性であろう。

 

昔から松潤になりたかった。単純に顔面がかっけぇから。松潤ならこうするだろうな、こう言うだろうな、と少しでも近づくために言動は出来るだけ松潤に寄せるようにしている。今日も例外ではない。

 

 

(松潤ならますのすしはスマートにレディーに譲るだろうな、、)そう考えた俺は伸ばした手を引っ込めた。「どうぞ」というと同時に顔を上げた。

 

「おばさん」で辞書を引くと出てくる意味にピッタリなレディーとは程遠い「おばさん」、「おばさん」で画像検索すると一番最初にでてくる「おばさん」、「おばさん」とはこのことという容姿のおばさんが目の前にいた。

 

そしておばさんもまたこちらを見て「どうぞ」と一言。俺はすかさずますのすしを手に取りレジへ。おばさんでなく美人新妻であれば、「どうぞ」「いやどうぞどうぞ!」「あ、ホント大丈夫っすよ!僕見てただけなんで!」「あ、そうなの笑」なんて2、3ラリーしたかったところだが。ありがとうございますとだけ言い残し、足早に立ち去った。じゃあな、ババア。心の中でつぶやき、立ち去った。松潤もきっとこの状況なら、同じことを心でつぶやくだろう。嗚呼、早く松潤になりたい。